なぜ今、『老子』が求められているのか。『定本「老子道徳経」の読み方』刊行の言葉より その1
日本道観出版局です。
早島天来著 『定本「老子道徳経」の読み方』の
早島妙聴の刊行の言葉を一部抜粋して、ご紹介いたします。
■ なぜ今、『老子』が求められているのか。『定本「老子道徳経」の読み方』刊行の言葉より その1
今まさに世界中で、自然環境の破壊や地球温暖化現象が進み、
それらが確実に実感を持って私たちの生活に脅威を与え始めました。
記憶にないような集中豪雨や洪水が起き、 そして人間の抵抗力を越えていると思われるほどの猛暑に襲われるなど、 自然環境はどんどん過酷になっていきます。
そんな中で、日本をはじめとする先進諸国では、高齢化社会の問題も深刻となっていますが、 重ねて日本では、多くの人が人生に行き詰まりを感じて、自ら命を絶つ人の数は減る様子もなく、 これまでの経済至上主義的方向性を見直さざるをえない状況にあります。
「もっと早く、もっと便利に、もっと豊かに」という、私たち人間が求め続けた欲望の果てにある世界は、 本当に幸せな世界なのでしょうか。
また、昔に比べてずっと豊かになった私たちの心の中は、本当に幸せに満ちているのでしょうか。
そう問いかけざるを得ません。
『定本「老子道徳経」の読み方』刊行の言葉より その2に続く⇒
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