日本道観出版局 通信

日本道観出版局のブログです。 老子(道)の生き方「タオイズム」の専門出版を行っています。

老子道徳経の読み方【まえがき公開】その2

 

 

 

日本道観出版局です。

 

 

早島天来著 

『定本「老子道徳経」の読み方』は、

 


タオの実践者が、書き連ねた
わかりやすい『老子道徳経』です。

 

 

そのまえがきをご紹介しています。

 

 

【まえがき公開】その1はこちら↓↓↓

nihondokan-booksnihondokan-books.hatenablog.com

 

 

 

『定本「老子道徳経」の読み方』【まえがき】その2

 

これまで日本では、この老子の思想というものはあまり重要視されてこなかった。孔子儒教に比べて冷遇されてきたとでもいうべきだろうか。それは、時の権力者にとって、すべてにおいて儒教のほうが都合がよかったからである。

 

封建時代という階級社会では、修身や治国を「……してはいけない」調で説く儒教の教えは歓迎されても、「我執を放(ほ)かして楽しく生きましょう」という思想が受け入れられるはずがなかったのである。

 

しかし、現 在道家の思想が静かなブームを呼んでいる。なぜだろうか。それは、今日あふれるほどの物質文明の恩恵をこうむるあまり、精神的な拠 り所を失っている人々が非常に多いからである。人生とは何なのか、幸福とは何なのかを考えた時、はたして明確な答を示してくれるものがあるだろうか。富、 名誉、そんなものは死んでしまえば何にもならない。

 

答えは一つ、「健康で楽しく生きること」ではないのか。それが人間としての生き方の原点ではないのか。それを前面に打ち出してうたってきたのが道家であり、老子なのだ。

 

まさしく老子は生きているのである。

 

今日ほど老子の思想が注目されている時代はない。
なお、老子道徳経の“道徳”とは、宇宙には人為の及ばない法則(道)があり、万物はその道から本性(徳)が与えられる、というところから出たものである。モラルの意味ではない。

 

 

 

 

 

■ 定本「老子道徳経」の読み方 日本道観出版局◆

 

『老子道徳経の読み方』/日本道観出版局

 
早島天來(正雄) 著
刊行の言葉 : 早島妙聴
解説 : 林中鹏
定価(税抜)10,000円
出版社:日本道観出版局

 

 

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定本「老子道徳経」の読み方 人生を最高に生きる81章

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